大学受験生とそのご家族へのメッセージ

1月18日、19日、大学入学共通テストが実施され、多くの大学受験生、そしてご家族の皆様が、その結果に一喜一憂されていることでしょう。この時期は、努力の成果が形になる喜びもあれば、思うような結果が得られず、悔しい思いをすることもあります。私自身、高校生や大学生を持つ親として、受験に関わる緊張感や期待、そして不安を経験しました。本日は、そんな受験生とご家族に向けて、少しでも励みになるメッセージをお伝えしたいと思います。

受験生の皆さんへ
まず、皆さんはとても「ラッキー」な方々だということをお伝えしたいです。大学受験には、将来社会に出たときに役立つ多くの要素が詰まっています。この経験は、ただの試験ではなく、人生の基盤を築くための貴重なプロセスでもあります。
私自身、親として、付属高校から系列大学への内部進学には反対の立場でした。それは、私自身が大学受験を通じて得た学びが非常に大きなものであったからです。大学受験は、単に学力を試されるだけのものではありません。一発勝負の緊張感、目標を明確にすることの重要性、そして限られた期日の中で計画を立て、実行する力――これらの経験は、大学受験だからこそ得られるものだと感じています。
もちろん、内部進学も簡単なものではありません。学業を維持する努力や、一定の条件を満たす必要があるため、そこに価値があるのも確かです。しかし、一発勝負の大学受験が持つ「挑戦」の要素とは異なると考えます。受験には、日々、合格、不合格のプレッシャーの中で、スマホを見る時間を制限するなど自分を制御、コントロールする力、最大限のパフォーマンスを発揮するための健康管理など、社会に出て役立つ経験が多々あります。このような経験は、社会に出てからも大いに役立つものであり、内部進学だけでは得がたいものだと思います。

各家庭には各家庭の教育方針があるので、何が正しいかは正直、わかりません。一発勝負で人生を決める大学入試はさせたくないという親御さんもいらっしゃるでしょう。しかしながら、一発勝負は社会に出る就職活動から始まります。一次面接、二次面接、最終面接、どの面接であっても、一度不採用が決まれば、その時点でその会社へ入ることはできません。
重要なプレゼンも同様です。競合他社とのコンペプレゼンは、ほとんどのケース一発勝負です。プレゼンまでにどのような準備をするか?また、準備通り進行しなかったら、プレゼン中にどのように軌道修正するか?1科目、90~150分の大学入試試験と同様です。どの問題から解くべきか?限られた時間で得点を最大化するにはどうすれば良いか?時間内で工夫、ひらめき、思考力の柔軟性及び脳が疲れない脳の体力が問われます。

学力の価値
大学受験では、国語、英語、数学といった基礎科目の学びが中心となりますが、これらはどれも社会に出たときに非常に役立つ知識やスキルです。
国語や英語で問われる論理の読解力や表現力、要旨をまとめる力は、大学や社会人になってからも、むしろ「大学受験レベル」を超えるほどの複雑な要求を受けることは少ないでしょう。レポーティングには小論文が役立つことは言うまでもありません。数学についても、大学で学ぶ代数、幾何、解析といった分野の基礎が凝縮されています。この基礎学力は、日々の仕事や人生の選択肢を広げるための大きな武器になるでしょう。テクノロジーがビジネスのプラットフォームになっている昨今、数学的思考力は益々重要性を増しています。
参考URL:https://toyokeizai.net/articles/-/422523

自分の努力が身を結び、何かを達成する喜びを感じながら、将来のためのスキルを磨ける――それが大学受験の醍醐味です。だからこそ、結果に一喜一憂しすぎず、今取り組んでいることが確実にあなたの未来を作っていると信じてください。

特技を持つ人と大学進学の意味
一方で、もし皆さんが他の分野で圧倒的な才能を持っている場合、大学進学が必ずしも必要ではないことも事実です。例えば、tuki.さんのように作詞・作曲、シンガーとしての才能を持ち、それだけで十分なキャリアを築けるなら、その道を突き進むのも素晴らしい選択肢でしょう。また、イチロー選手のように幼少期からプロ野球選手として明確な目標を持ち、自分が選んだ道で努力を続けている場合、大学進学はむしろ不要だと思います。

しかし、私のように「これといった特技がない」「自分は平凡だな」と思う人にとって、大学受験は社会への扉を広げる大きなチャンスです。大学での学びを通じて基礎力を高め、知見を深めることで、就職やキャリアの選択肢は確実に増えます。このプロセスを通じて、「自分の可能性」を発見し、未来の選択肢を広げることができるのです。

ご家族の皆様へ
最後に、受験生のご家族に向けて一言。親として、家族として子どもたちの努力を見守ることは時に辛く、また感動的でもあります。結果がどうであれ、受験という経験を通じてお子さんが大きく成長していることを認め、支える姿勢を大切にしてください。受験は人生の一部であり、長い目で見れば通過点のひとつに過ぎません。その先にある成長や新たな挑戦の機会を、一緒に見つめていきましょう。
近年、浪人生が減っていますが、人生100年時代にあって、1年、2年は誤差です。お子さんが目指したい大学があるのであれば、精一杯応援してあげてください。
受験生の皆さん、そしてご家族の皆さんにとって、この受験シーズンが良い結果と新たなスタートのきっかけとなることをお祈りしています。

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