2023年は、ChatGPT(https://chat.openai.com/)に代表される生成AIの普及が加速した年と言えます。今年、AI技術は多くの分野で応用され、日常生活やビジネスにおいて前例のない変化をもたらしました。特に、文章生成、画像生成、音声認識などの分野でその影響が顕著で、AIの能力と可能性が広く認識されるようになりました。
しかしながら、これまで利用したことがない読者の皆様のために、“生成AIって、何”というところから、簡単に触れて、これまで皆様が日常使っているGoogleと何が違うのかを、利用シーンを想定して解説したいと思います。
1. そもそもAIって何?
AI(人工知能)は、人間の知的行動を模倣し、学習・推論・予測を実行するコンピューターシステムです。AIはデータから学習し、問題解決や意思決定をサポートしてくれます。日常生活、ビジネス、医療、科学研究など多くの分野で活用され、AIの進化により、
- Siri, Alexaなどの音声認識:音声コマンド(命令)に応じて情報を提供し、日常のタスク(家電製品の電源On Off, 知りたいことを聞く等)をサポートします。
- Amazon, Netflixのような推薦システム:オンラインショッピングや動画ストリーミングサービスにおいて、ユーザーの嗜好や行動パターンを分析して、好みに合った商品やコンテンツを推薦します。
- 自動運転技術:AIを活用した自動運転車は、車間距離や障害物等の周囲の環境を認識し、交通ルールに従って安全に運転する技術です。これは、渋滞や事故の減少に寄与することが期待されています。
2. 生成AIって何?
生成AI(Generative Artificial Intelligence)は、新しいデータやコンテンツを作り出すAIの一種です。この技術は、既存のデータを分析し、そのパターンを学習して新しいテキスト、画像、音声などを生成します。生成AIは、文章の自動作成、コンテンツの生成、画像や音声の合成など、多岐にわたる応用が可能です。この技術は、ビジネス、芸術、エンターテイメントなど様々な分野で革新的な可能性を秘めています。
先週、コラムで挿入した文章中のグリーンテクノロジーを総括した絵は、ChatGPTに搭載された、DALL-Eという画像生成ソフトが描いた絵図です。
⇒ 描いてもらいたい絵を象徴する文章を入力して、“この文章を表現する絵を描いてください”と依頼すると数秒~30秒くらいで作成してくれます。
例)“生成AIをイメージする絵を描いてください” と依頼すると10秒くらいで下記の絵を示してくれました。

3. Google vs ChatGPT
<差がないケース>
質問:渋谷から岡山県津山市の車での移動距離は?
Googleの回答:

ChatGPTの回答:

<差が出るケース>
質問:精神的プレッシャーを克服する方法は
Googleの回答:

ChatGPTの回答:

もうお解りですね。
Googleは個別のサイトを提示するだけなので、単純な検索では役立ちます。
一方、いくつかのサイトを調べないと書けないような文章作成、文章内容を絵図にする、エクセルファイルの内容を分析する機能は従来のGoogleではできない機能なので、知りたいことを会話形式で回答したり、イメージ図を作成したり、また、個別特定の質問に対する回答をしてくれるChatGPTが省力化、人材不足に悩む会社で一気にサービスが広がったことは、言うまでもありません。
4. 2024年はGoogle が逆襲する年
12月6日、米グーグルは、多機能生成AI技術「Gemini」を発表しました。この技術は、テキスト、コード、音声、静止画、動画を認識し理解する能力を持っています。Geminiは、グーグルのAIチャットボット「Bard」(https://bard.google.com/)に導入される予定です。これにより、ChatGPTを開発する米OpenAIや他のテクノロジー大手との競争が更に激化する見込みです。Geminiの特徴は、多種多様なデータ形式を扱える点にあり、これがChatGPTのテキスト中心のアプローチとの大きな違いです。Googleの強みは何と言っても、Youtube、Google Maps、Gmailなど既に生活に根差したサービスを数多く保有している点です。
この技術革新は、私たちの仕事や日常生活において、新たな可能性をもたらし始めています。これほど大きな技術革新に出会えることはあまりありません。未来のテクノロジーを探求し、自分たちのビジネスや日常にどのように活用できるかを考える絶好の機会です。お正月休みは新しいことを学ぶ絶好のチャンス。1日15分でも良いので、この機会にChatGPT、NotionAI、Bardのような最先端のAI技術を体験し、私たちの仕事にどのように応用できるかを一緒に探求しましょう。2024年が皆さんにとって、知識と創造性を深める一年となりますように。

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