週末、10月14日土曜、NHKBS1スペシャル 「大峯千日回峰行の道を行く 修験道・塩沼亮潤の世界」の再放送があり、つい見入ってしまいました。
https://www.jigenji-sendai.com/news
大峯千日回峰行(おおみねせんにちかいほうぎょう)は、日本の修験道における修行の一つで、特に過酷なものとして知られています。
特徴としては、
1. 概要:
大峯千日回峰行は、和歌山県の大峯山系において行われる修験道の修行です。この修行は、一日でも欠かさずに1000日間(約3年間)続ける必要があります。
2. 修行の内容:
● 修行者は毎日、大峯山系の特定の山々を巡る「回峰行」と呼ばれる山岳修行を行います。この回峰行は、厳しい自然環境の中、長時間の歩行や断食、冷水浴などの苦行を含むため、非常に過酷です。
● 塩沼亮潤先生の場合、毎日午前0時半頃、吉野蔵王堂を出発。片道24km、標高差1,400メートルを、約15時間かけて往復。午後3時半頃、吉野蔵王堂へ戻るという修行です。
● 万が一、途中で行をやめることがあったら、腰にさしてある短刀で自分の腹を切るというルール(掟)があり、死して行が終わるという厳しい掟があることが特徴です。
⇒ 死の覚悟がない人はやってはいけない修行ということ。
3. 修行の目的:
この修行を通じて、修験者は身体的、精神的な浄化や研鑽を積み、最終的には悟りを開くことを目指します。大峯千日回峰行を完遂することは、修験道の中でも最高の業績とされ、高い評価を受けることが多いです。
詳しくは、同番組を見る以外にも、塩沼亮潤先生はたくさんの講演動画がYouTubeにアップされていますので、是非ご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=xeZ2VuTr0Bw
私は、この再放送の番組の中で、特に印象に残ったことは、限界への考え方です。
塩沼亮潤先生「(修行における)人間は、限界を超えてしまうと死んでしまいます。その超える少し前で限界を知る。そして、明日はこの限界を少し押し上げる。限界を少しずつ押し上げることで、自分が成長する。これはサラリーマンでも同じだと思います」という趣旨の発言をされていて、感銘しました。
残念ながら、日本は自殺者の数が多い国で、2020年の警察庁の統計によると、日本の自殺者数は約2万1千人でした。自殺の原因は多岐にわたり、経済的な理由、家庭の問題、健康や病気、仕事の問題などが挙げられます。過労が直接的な原因となるケースもあるようですが、根本的な原因は、塩沼亮潤先生が語られた「人間は限界を超えると死んでしまう」ということではないでしょうか?
これは、家庭の教育や会社における社員教育や人材育成にも同じことが言えると思います。
能力やスキルを上げるためには、限界を試す必要があります。しかしながら、限界を超えてしまうと、勉強であれば、うつ病、起立性調節障害、登校拒否をはじめとする精神疾患になります。スポーツであれば、けがをしてしまいます。会社でも同様です。限界を超えてしまうと、精神疾患や、ストレス性の病になり、会社にとっても大きな損失となります。一方、限界を試さないと、能力、スキルが上がらない。しかも、その限界は本人にしかわからないので、上司や他人が強要してもいけない。
野球の修行僧といえば、やはりイチロー選手を思い出す読者の方も多いのではないでしょうか?
「あくまで測りは自分の中にある。自分なりにその測りを使いながら、自分の限界をちょっと超えるということを繰り返していく。少しずつの積み重ねでしか自分を超えていけない。」
(イチロー)
塩沼亮潤先生、イチロー選手ともに、悟りの世界は共通していますね。
私は今日から1週間、欧州出張です。久しぶりの英語でのビジネスなので、緊張感はありますが、楽しみでもあります。出張から帰国した時は、1週間分の限界を押し上げられた姿をお見せしたいと思います。

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