データで見る新型コロナウィルス 予測の検証

8月19日~21日にかけて、新規感染者数が25,000人を超えた新規感染者数ピーク時から、先週9月17日には5,095人まで減少しました。

今年5月24日のコラムで、コロナ終息のタイミングを計る上で重要な接種率の予測をしました。

“ 仮に人口の50%に部分接種を実行するには、
人口の約50%=6300万人-900万人(接種済)=5400万人÷50万人(1日接種人数)=所要日数108日。今日から108日後の9月9日にようやく部分接種率50%を達成できる計算です。”
データで見る新型コロナウィルス② – kozuka.blog

グラフ1:人口100万人あたりの新規感染者数とワクチン部分接種率
(英国:緑線、米国:赤線、日本:青線)

グラフ1の通り、ワクチン部分接種が50%を超えたあたりから、新規感染者数が急激に減少していることがわかります。
新型コロナウィルスは感染から発症までのいわれる潜伏期間が5日~10日と長い上、ワクチン接種後も抗体ができるまで、1~2週間かかるので、接種と感染にタイムラグが発生することは仕方ありません。
グラフ1の新規感染者数と部分接種率を見る限り、5月に予測した部分接種率が50%を超える9月9日あたりからは、新規感染者数が減少するというシナリオは、概ね合っていたと言えるでしょう。

ワクチン接種は、高齢者から年齢が高い順に接種した結果、年齢別の新規感染者数は下記の状況となりました。

グラフ2 年代別人口10万人あたり新規感染者数

自然感染による免疫の方が「メモリーT細胞」の記憶が長期に渡って(少なくとも1年以上は)持続する可能性が高いので、ワクチンを拒絶する人の論拠の1つにもなっているようですが、問題は潜伏期間の長さでしょう。感染者当人は無症状、あるいは軽症だったと言っても、感染させてしまった相手の免疫力がどの程度かは、全くわかりません。同じウィルスでも、無症状や軽症で済む人がいる一方、重症化する人もいます。

命を救う一人一人の行動という点では、私はワクチン接種に賛成です。ワクチン接種が遅れた若年層の方の新規感染者数が増加していることを考えると、英国のように、完全接種(2回接種)は後回しで、まずは1回目の接種をできるだけ多くの国民に接種することで、まずは年齢問わず、重症化を防ぐという方法がより良かったのではないか?と考えます。
これは、ワクチン接種に関する国としての戦略(大方針)であり、どう各自治体が接種に取り組むかは戦術(局地戦の方針)の問題で、私達民間人が関与できる問題ではありません。

一方、みなさんの職場、家庭、子どもの教育、あらゆる場面で戦略や予測行動は必要です。私もついつい忘れてしまいがちですが、みなさんも、様々な場面で、最大の効果が発揮できる戦略は何か?を考えてみてはいかがでしょうか?
立案した戦略結果や予測の結果は、時が教えてくれます。

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