“ディズニーランドが終わり、子供たちは学校に戻る“

ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (翻訳)
この本については、アマゾンのコメントが端的にまとめているので、抜粋します。

■人間には不確実性を扱えない根本的欠陥があることを解明!
原書が刊行されたのは2007年4月。前著『まぐれ』同様、発売直後から、人間の思考プロセスに潜む根本的な欠陥を、不確実性やリスクとの関係から明らかにして、経済・金融関係者の話題をさらった。さらに、「サブプライムローン危機」が発生すると、「誰一人予想もしなかったインパクトのある事象」が起こる原因を原理的に明らかにした書として爆発的に読まれ、全米で150万部超の大ヒットを記録している。

■「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?
むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。
「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。タレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

■世界の見方を変える書
私たちは自分で思っているほど実際には物事をよくわかっていない、とタレブは言う。彼はそんな現象を長年研究してきた。私たちはどうでもよくて取るに足らないことにばかり気をとられてしまう。そして相変わらず重大な事件に虚をつかれ、そんな事件が私たちの世界を形づくっていく。
本書でタレブは、私たちにはわかっていないとわかっていることのすべてを語る。「ブラック・スワン」に立ち向かい、それを利用できる驚くほど簡単な方法を提示する。本書の衝撃的な内容を読めば、世界の見方は一変するだろう。

先週、1月30日(月曜・米国東部時間)ブラック・スワンの著者、タレブ氏がマイアミで開かれたイベントで、市場にインパクトがある明確な発言をして話題になりました。

発言趣旨は下記の通りです。

“ディズニーランドが終わり、子供たちは学校に戻る。この15年のように順調にはいかないだろう“

“ゼロに近い超低金利時代が一連の途方もない資産バブルを引き起こし、不平等を加速させた。連邦準備制度理事会(FRB)が金利を歴史的な水準まで引き上げる中、投資家は高金利の世界に対してほとんど無防備である”

“リーマンショック以降の過去15年間、金融危機がイージーマネー(低金利=低コストの資金)の波を解き放ち、キャッシュフローの重要性を忘れた投資家の世代について説明し、暗号資産は長年の低金利がもたらしたものであるとして、市場の甘さを示している”

“この数年間、資産は狂ったように膨張していた。ガンの腫瘍のようなものだ”

タレブ氏は、低金利体制下で膨れ上がったビットコインから不動産価格までを「腫瘍」と認定した。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も利上げを続けるとの予測から、こうした「幻想の富」を半兆ドル(=65兆円)以上と見積もりました。
また、新しい金融制度の下で苦労することになるキャッシュバーニング企業(現金を燃やす=キャッシュフローが出の方が入りより大きい企業)の例として、Twitterを挙げた。イーロン・マスク氏を名指しこそしませんでしたが、同氏はTwitterの買収者を、キャッシュフローについて厳しい教訓を与えた“優秀な金融マインドの持ち主”であると皮肉を込めて述べました。

タレブ氏の長年の同僚であり、弟子でもあるユニバーサ社のマーク・スピッツナゲル最高投資責任者が、市場は「火薬箱-時限爆弾」であり、負債の急増から1930年代の世界恐慌の崩壊に匹敵するかもしれないと投資家に警告したのと同じ週に、彼のコメントが出されたのである。

私は予想する彼らの根拠はこちらではないでしょうか?
このグラフを見ただけで、何かわかれば、かなり経済に詳しい方ですね。

答え:米国マネタリーベース
出所:https://tradingeconomics.com/united-states/monetary-base-total-fed-data.html

マネタリーベースとは、市中に出回っているお金である流通現金とFRBが保有する当座預金残高です。
コロナ対策で、経済を支えるために大量に資金供給した反動で、インフレが発生し、米国の中央銀行であるFRBは、4%以上も金利を引き上げてきました。金融引き締めにより貨幣流通量が減少し、マネタリーベースは約1兆ドル=130兆円無くなっているのです。

投資環境、事業環境は日本だけでは予測できないグローバルな時代であるからこそ、情報をグローバルに入手すること=英語の情報を入手することをおすすめします。

archives

  • 2026 (26)
  • 2025 (52)
  • 2024 (51)
  • 2023 (47)
  • 2022 (52)
  • 2021 (60)

Latest Posts


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

kozuka.blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む