ワールドカップ

お詫び
テクニカルな要因で、数回コラムをお休みしましたが、今週から復活します。
しかしながら、今週、テクノロジーや経済のコラムを書いても、誰も読まない(笑)と思いますので、本日は私なりのワールドカップの楽しみ方を書きたいと思います。

サッカーワールドカップカタール大会、日本がスペインに2対1で逆転勝ちして、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。
グループステージ抽選で、ワールドカップで優勝経験があり、かつ決勝トーナメント常連のドイツ、スペインと同組になった時は、私を含め、多くのサポーターが落胆したと思います。
結果は、コスタリカには負けたとは言え、ドイツ、スペインに勝ち、堂々勝ち点6で首位通過をするとは誰も想像しなかったことではないでしょうか?

しかし、森保監督をサンフレッチェ広島(以下、サンフレッチェ)の監督時代から知る方には、もしかすると、あまり驚きではなかったかもしれません。
森保監督時代(2012年~2017年7月)のJ1の優勝チームは下記の通りです。

注目すべきは、毎年のように主力選手を浦和レッズに流出している中で、3度優勝している点です。この表の移籍選手には記載がありませんが、2009年、サンフレッチェから浦和レッズ(以下、レッズ)に移籍した柏木陽介選手、サンフレッチェ広島からブンデスリーガを経験した後、ドイツ1.FCケルンから、2012年レッズに移籍した槙野智章選手はサンフレッチェユース出身で、サンフレッチェの主力選手でありましたので、主力選手を5人も同じチームに抜かれて、よく優勝しているなと感心したものでした。
丸選手一人がFAで巨人に移籍してから優勝できなくなった広島カープとは全く結果が異なっています。

サンフレッチェ広島は、限られた予算の中でチームを運営する必要に迫られていたので、個々の力では勝る相手チームに、「チームとして、どのように戦えば勝てるのか?」をひたすら研究したのが森保監督だったのだと思います。
既にサッカーファンの間では有名ですが、攻撃時、守備時でシステムを変える(※)、いわゆる可変システムをいち早く導入したのが森保監督です。しかしながら、可変システムは、選手の役割とポジショニングが複雑化するため、共有時間が限られる代表チームでは難しい戦術です。森保監督は、東京オリンピックを前哨戦としてうまく活用しながら、選手に戦術を浸透させていった点は見事です。
(※)基本3-4-3、攻撃時4-1-2-3、守備時5-4-1

森保監督は日本代表監督就任当初は、サンフレッチェ時代の大胆さがまったく無く、ガッカリした試合も多くあり、私も知人から「日本代表の試合、つまらないねえ」と言われたことがあり、その時、私は「森保監督はサンフレッチェ時代とは比べものにならないくらい優秀な選手を預かって、そもそもこれほど優秀な選手をたくさん使える機会がなかったから、どうしたら良いのか、わからないんじゃない」と答えて、大笑いした記憶があります。

風貌が決してカリスマ性がある監督ではない森保監督は、大会前の予想では、叩かれる記事の方が多く、実際、私の周囲のサッカー経験者もグループステージ突破は無理という意見が大半でした。しかし、私はサンフレッチェ時代の記憶が鮮明にあったので、いつもこのように切り返していました。
「森保監督は、ああ見えて、負けることが大嫌いな勝負師ですよ」

また、森保監督を日本代表でも支える横内コーチも、まさにサンフレッチェ時代からの名参謀(2003年~2017年サンフレッチェコーチ)です。スペイン戦では、横内コーチが森保監督のすぐ後ろから、選手交代や戦術について会話しているシーンが何度も見られました。
特に、後半の選手交代は、日本代表の誰を使うかもさることながら、相手のスペインが誰を交代カードとして使うかをしっかり見極めていたのだと思いました。
おそらく、横内コーチは森保監督と、「今のスペインは、中央突破力はないので、サイドから仕掛けたいはず。アルバが入ると思いますよ」「冨安ならマッチアップ大丈夫だな」こんな会話があったのではないでしょうか?
左サイドの切り込みを得意とするジョルディ・アルバ選手(FCバルセロナ)が選手交代で入った瞬間は、まずいなと感じましたが、同時に、日本は、世界最高峰のリーグ、イングランドプレミアリーグで、一流選手との1対1に慣れている冨安選手(アーセナル)を入れて、完全にスペインがやりたいこと(左サイドから切り込んで、サイドから守備を崩す)を封じた点は、ベンチワークの勝利であったと言えるでしょう。

ここで、あまりヒントは言えませんが、森保監督の広島のご自宅は、私の広島の実家から徒歩10分もかからない場所なので、ご近所さんが世界で羽ばたくことは、この上ない喜びです。

4年前のクロアチアは勝てる確率が非常に低い相手でしたが、今年のクロアチアであれば、勝機は十分あります。
日本代表が未踏のベスト8進出に向けて、日本代表をみなさんで応援しましょう!!
現地時間本日12月5日(月)18:00、日本時間0:00キックオフ!!

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