ワインを楽しむ実践編①

読者の皆様の中で、海外で生活した方がしみじみ感じることは、日本は食の天国であることではないでしょうか?
東京、横浜、大阪などの大都市は当然のことながら、地方においても、様々な料理を楽しめることが、日本の大きな特徴です。
もし、あなたがイタリアに住んでいたとしましょう。イタリアにいれば、トスカーナ料理、シシリア料理など、イタリア国内の地域性豊かな料理を楽しむことはできますが、フランス料理やスペイン料理を食べたいと思っても、選択肢がかなり限られますし、小さい町ですと、他国の料理屋が全くないこともよくあることです。
一方、日本はと言えば、寿司、天麩羅、懐石など日本料理はもとより、アジア圏の料理であれば、中華料理(北京料理、四川料理、広東料理等)、タイ料理、ベトナム料理等、欧州圏の料理であれば、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理などなんでもあり、更に各々のカテゴリーで、高級店からカジュアル店まで幅広くある、まさに食の天国です。

本日は、レストランの中でも少し高級感のあるレストランに行った時、どのようにふるまえば良いかを紹介したいと思います。

高級感のあるレストランを利用する場面としては、会社の接待と女性をエスコートする、この2つが筆頭であると思いますが、対応はどちらも同じとお考えください。
なぜなら、あなたが置かれた状況は似ているからです。
1. 失敗が許されない、もしくは上手く乗り切りたい
2. この場が最高であれば、次ぎの展開が見えてくる

早速、実践編に入りましょう。

レストランに入り、着席する、そしてメニューを渡される。このあたりから、一番脈拍が上がってくる場面となります。
着席した皆さんが一番緊張するし、気を遣うのが、ワインを注文する時ではないでしょうか?
特に、大切なお客様や気になる女性をエスコートしている場合は、ワインの知識がないとどこか格好悪く見られているようで、なおさら緊張してしまうものです。

では、どのような注文の仕方がスマートなのか、私の経験からアドバイスしてみたいと思います。

  1. 食事のメニューを見る際、食前酒を勧められると思いますが、食前酒は好みが分かれますので、お客様や自分が、リラックスできるものであれば、何でも良いと思います。喉が渇いていれば、ビールやカンパリソーダのような炭酸系、もちろんグラスシャンペンでも良いですし、炭酸系が苦手であれば、スッキリした白ワインでも良いと思います。
  2. 食前酒を飲みながら、食事のメニューを選びます。もちろん、エスコートする相手が、どのようなメニューを頼みたいか、よく聞いてみてください。もちろん、苦手な食材があれば、ソムリエやお店の給仕する方に伝えましょう。
  3. いよいよワイン選びですが、よほどのワイン通かつ食通でもない限り、ワインリストを読み切ることはできませんので、心配することは全くありません。ワインリストを読み切るとは、ソムリエが在籍するような高級店では、シェフが作る料理に合わせて、ワインリストを作るので、料理に合うワインが必ずリストにあります(リストに隠されているとも言えます)。よって、一緒にいるお客様が選んだ料理に合うワインがどれなのか?を瞬時に判断して、ワインリストから選ぶ=ワインリストを読み切るということになりますが、この領域はかなり達人に近い域なので、ほぼできる人はいないとお考えください。
  4. 結論から申し上げますと、お店にソムリエがいる場合は、基本的にソムリエにお任せで良いと思います。ただし、全てお任せですと若干格好がつかない感じになると思いますので、一緒にいるお客様や女性が選んだメニューの食材、調理法、味付けなどを会話の中で聞いてみてください。
  5. 例えば、前菜で白身魚のカルパッチョを頼んだ場合、「カルパッチョはどのような料理になりますか?」と聞けば、「本日は相模湾の真鯛に、細かく刻んだわけぎ(ネギの一種)をのせ、オリーブオイルと最後にレモンを加えた料理となります」というような解説をしてくれます。レモン=酸味があることは、皆さんもお分かりだと思いますので、「では、カルパッチョの酸味に合う白ワインはどれになりますか?」と聞くと、2,3価格の違うワインを選んでくれるはずです。
  6. 次に価格の目安です。選んだお店の料理のコースの値段をひとつの目安にしてください。
    コースの値段の80%~120%を目安で良いと思います。もし、8,000円のコースが中心のお店であれば、6,000円~10,000円くらいで選べば、十分ピッタリのワインを選んでくれるはずです。10,000円のコースが中心であれば、8,000円~12,000円くらいが目安となります。また、予約の際にトータル予算を伝えておくと、お店側も安心してワインを勧めることができますので、事前に相談しておくことは非常に有効です。
  7. リストの中で一番安いワインを選ぶのが、気が引けると思う方もいらっしゃると思いますが、全く気にする必要はありません。リストに載せる以上は、お店が自信を持って提供するワインなので、むしろ、一番安いワインを選んで、お店側のワインに対する眼力を試すのも一つの方法です。

新型コロナウィルスの流行後、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置もないゴールデンウィークは3年ぶりとなりました。まだ、遠出はしたくないけど、少し贅沢な料理を楽しみたいなと考えている方も多いと思います。ワインは少しテクニックがあると、楽しみ方が広がる飲み物ですので、是非、皆さんもレストランでお店の方との会話を楽しみながら、ワインを楽しんではいかがでしょうか。

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