テクノロジーとスタートアップ

今年2月1日に投資という視点で、著名投資家ピーター・ティール氏(以下”ティール”)の著書「Zero to One」を紹介しましたが、本日はテクノロジーとスタートアップという視点で紹介したいと思います。
と申しますのも、当社は創業19年目に入りましたが、来年1月に新たなスタートアップとして、第二の創業を致します。(詳細は追って、ホームページに掲載します)

そこで、私にとって、投資と事業のバイブルである「Zero to One」に極めて、明快な記述がありますので、引用しながら、私なりの解釈をしたいと思います。

テクノロジー(「Zero to One」26ページより抜粋)
ゼロから1を生み出す垂直的な進歩を一言で表すと、「テクノロジー」になる。-中略-
テクノロジーはコンピュータに限らない。正しくは、ものごとへの新しい取り組み方、より良い手法はすべてテクノロジーだ。

テクノロジーというと、ソフトウェアやアプリを開発することのように感じてしまいますが、究極的には、「ものごとへの新しい取り組み方、より良い手法」がテクノロジーと定義した方が、より取り組みやすいと思います。
当社が開発した医療マネージメントシステムAPOLLOは、病院の売上速報値を数十秒から数分でデータを解析し、グラフ化することです。また、膨大な紙の伝票をデータ化する機能があり、病院の事務長の業務負担を大きく減らすことができるので、テクノロジーであることが再認識できました。
もちろん、新会社の名称もテクノロジーは入っています。

スタートアップ(「Zero to One」28ページより抜粋)
新しいテクノロジーを生み出すのは、だいたいベンチャー企業、つまりスタートアップだ。-中略-
大組織の中で新しいものは開発しづらく、独りでは更に難しいからだ。官僚的な組織は動きが遅いし、既得権者はリスクを避けたがる。機能不全が極まった組織では、実際に仕事を片付けるよりも鋭意努力中だとアピールする方が昇進しやすい(もし君の会社がそうならば、今すぐ辞めた方がいい)。その対極にいる孤独な天才は、芸術や文学を生むことはできても、ひとつの産業を丸ごと創造することはできない。スタートアップではチームで働くことが原則で、かつ実際に仕事をやり遂げるにはそれを少人数にとどめる必要がある。
前向きに表現するなら、スタートアップとは、君が世界を変えられると、君自身が説得できた人たちの集まりだ。新しい会社のいちばんの強みは新しい考え方で、少人数なら敏捷に動けることはもちろん、考えるスペースが与えられることが大きな利点となる。

大組織で新しいものを開発することが難しいことは、今年話題となったみずほ銀行が好例ではないでしょうか。
官僚的な組織は動きが遅い:大きなプロジェクトやその予算を確保しようとすれば、稟議書には10名以上のハンコが必要となり、その間に稟議書自体がボツとなることもあれば、首尾よく稟議決裁されても、数か月から半年かかることもあるので、動きが遅くなるは当然です。

既得権者はリスクを避けたがる:手数料が稼げる宝くじやファンドの販売には熱心ですが、個別株には消極的だし、暗号資産には未だ懐疑的。今現在の宝くじの販売方法は知りませんが、少なくとも10年くらい前までは、法人担当者が宝くじを持って、取引先の担当者や職場の方々に売り歩いていました。個別株、暗号資産、宝くじの3択で、賭けたお金を全額失う可能性が最も高いのは、宝くじであるにもかかわらず。

機能不全が極まった組織:当庁(金融庁)としては、これらのシステム上、ガバナンス上の問題の真因は、以下の通りであると考えている。
(1)~(3)中略
(4)言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢
(業務改善命令より抜粋:https://www.fsa.go.jp/news/r3/ginkou/20211126/20211126.html

最後に新会社のバリュー(行動基準・価値観)を紹介いたします。

  • 意見を尊重する・・・・意見に肩書は関係ない
    当社は社内外を問わず、発言者の肩書で意見を区別することはありません。一社員の意見、部長の意見、取締役、代表取締役の意見、皆一つの意見として尊重します。
  • 柔軟な思考力・・・・成長の源泉
    経験は役立つことが多い反面、経験で思考が硬直的になることもあります。常に意見に耳を傾け、何が良いことなのか、正しいことなのか、を客観的かつ柔軟性を持って考え、行動します。
  • はじめての壁を取り払う・・・・ユーザーサポート
    入学式、初めてのクラス替え、部活動の初日、就職先での初日、初めての仕事、誰でも緊張します。当社の製品は誰もが初めて触れるものです。初めて触れることに緊張と不安があります。当社は、その緊張と不安の壁を取り払うため、全力でユーザーをサポートします。
  • 真のコラボレーションを追及する
    コラボレーションには意見の衝突が必要な時があります。仕事で激しく意見が対立しても、絶対にプライベートには持ち込まない。会議テーブルを離れたら、仕事のことは忘れて友人として付き合うことを信条とします。
  • 予測行動
    テクノロジーの進化、社会情勢の変化、医療業界の方向性からチャンスとリスクを見極め、将来を予測して行動します。

archives

  • 2026 (30)
  • 2025 (52)
  • 2024 (51)
  • 2023 (47)
  • 2022 (52)
  • 2021 (60)

Latest Posts


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

kozuka.blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む