先週4月23日(金)、3回目の緊急事態宣言が東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に発令されました。この緊急事態宣言を受け、「新型コロナウィルスは何をもたらしたのか?」をこの機会に考えてみたいと思います。
新型コロナウィルスは人類史上、初めての挑戦状を私たちに突き付けているのではないでしょうか?
その挑戦状とは「人々が物理的に離れた状態で協力し合う」こと。






今から4年ほど前、2017年6月22日、Facebook初のコミュニティサミットで、CEOのマーク・ザッカーバーグは重大な発表をしました。
” A new mission for Facebook that will guide our work over the next decade: Give people the power to build community and bring the world closer together.”
今後10年間の私たちの仕事を導くFacebookの新しい使命。それは、人々にコミュニティを構築し、世界をより近づける力を与えることです。
更に、この発表には数値目標が示されています。
世界中で10億人以上がグループを使用しており、1億人以上が「意味のあるグループ」のメンバーです。これらは、Facebookでの誰かの体験の最も重要な部分になるグループです。今日、私たちは10億人がこのような意味のあるコミュニティに参加できるよう支援するという目標を設定しています。
この発表に関して、世界的ベストセラー『サピエンス全史』、『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』の著者、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは著書『21 Lessons』の中で下記のように評価しています。
” 人間どうしを再び結びつけるというザッカーバーグのビジョンは時宜を得ている。だが、言うは易く行なうは難しで、このビジョンを実現するためには、フェイスブックは自社のビジネスモデルをまるごと変えなければならないかもしれない。人々の注意を惹き、その注意を広告主に売ってお金を稼ぎながら、グローバルなコミュニティを構築することは、とうてい望めない。そうではあるものの、そのようなビジョンを考え出す意欲があっただけでも、ザッカーバーグは称賛に値する。“
また、このように付け加えています。
” フェイスブックの取り組みのどこが独特かと言えば、それは視野がグローバルで、企業が後ろ盾になっており、テクノロジーを厚く信頼している点だ。ザッカーバーグは、フェイスブックの新しいAIが「有意義なコミュニティ」を識別できるだけでなく、「社会的な結びつきを強め、世界をより緊密にする」こともできると確信しているように聞こえる。だがそれは、AIを使って自動車を運転したり癌を診断したりするよりもはるかに野心的だ。“
これまでは、SNSというと美味しい食事をした時、している時の写真、旅行や素晴らしい体験を共有する、いわゆる娯楽要素の強い利用が多いのが実態ではないでしょうか?
しかしながら、Facebookの壮大なミッションを念頭に置きながら、コロナ禍の生活、教育、ビジネス環境を考慮するとSNSの利用方法を再考する良い機会かもしれません。コロナが突き付けた挑戦状「人々が物理的に離れた状態で協力し合う」ことを実現するにはSNSは欠かせないツールです。
読者の方々には、是非、自分を見つめなおして、自分が携わりたいコミュニティを探し、または見つからなければ、ご自身でコミュニティを立ち上げてみてはいかがでしょうか?
