グローバルDX情報
インターネットブラウザ Brave(ブレイブ)
インターネットが爆発的に普及するきっかけとなったNetscape Navigator向けJavascriptの開発者として知られるブレンダン・アイク氏が2015年に設立したBrave Softwareが提供するブラウザ。機能の詳細は様々なサイトで紹介されているので、本コラムでは、ポイントだけ述べますので、是非ご自身で使ってみてください。
特徴をまとめると以下3点です。
- 広告ブロック:ウェブ表示速度がGoogle Chrome, Microsoft Edgeに比べ格段に速い。
- プライバシー保護:マルウェアやトラッカーをブロックする個人情報を守る設計で監視が無い状態でインターネットを利用できます。
- 広告閲覧で報酬を受け取る:広告表示設定をONにすることで閲覧した広告に応じてBraveポイント(BAP)が付与されます。
※広く普及しているChrome,Edge,Safari,Firefoxとは基本設計が全く異なるブラウザなので
まずは使ってみることをお勧めします。
電子メールサービス Protonmail
2013年に設立された電子メールサービス。米国やEUの権力が及ばず、DPAやDPOなどのプライバシー保護法が強力な永世中立国スイスで運用されています。サーバーはスイス国内に設置されているため、スイスの法の下によってのみ運用され、Protonmailは「スイスの裁判所が出す令状がなければ、利用者の情報は開示しない」とコメントしています。
これまでのメーラーとの違いは?
- エンドツーエンド暗号化とゼロアクセス暗号化:メールの暗号化により、利用者以外の誰もメールボックスにあるメッセージを読むことができません。もちろん、運営者であるProtonmail Technologies AGですら、復号して読むことはできません。
- 追跡なし:Gmailと比較すると違いは明らかです。Gmailを運営するGoogleは利用者のあらゆる行動を記録しています。IPアドレス、検索行為、利用者がどのメールを開封したか、どのウエッブを閲覧したかなどなど、利用者の行動を追跡しています。一方、ProtonMailはGoogle とは真逆のコンセプトであり、デフォルトでは利用者の行動を監視しないし、記録もしません。
秘匿情報を扱う会社や、社員間のメールに利用することは十分価値あるサービスなので、一度、利用を検討してみてはいかがでしょうか?
検索エンジン Neeva
元Googleの広告担当Senior Vice Presidentスリダール・ラマスワミ氏と元YouTubeのマネタイズ担当Vice Presidentヴィヴェーク・ラグナタンが設立した課金型検索サービス。
Neevaは広告なしの検索エンジンで、サービスの本格稼働はこれからで、利用するには事前にウェイティングリストに登録する必要があります。
Neevaの特徴は、
- 有料の検索サービスです。
- 利用者が利用料を払うためNeevaは利用者にプライバシーを提供します。広告がないことでNeevaは利用者のデータを保存したりマイニングしたりする理由がありません。
- アカウントへのリンクや検索履歴などの利用者の行動は、単に利用者の行動をパーソナライズするために使用されます。
広告がないことで、Neevaは質の高い利用者体験を提供することに完全に集中できるようになるという考えです。広告なしのサブスクサービスは、既存の大規模で確立された産業を破壊してきました。例えば、NetflixやHuluなどのサブスクストリーミングサービスは、地上波テレビやケーブルテレビを陳腐化させ、NHKの利用料金問題にも発展してきています。見なくても受信料のかかるNHK月額受信料(BS含む)とNetflix月額視聴料(4K対応)はほぼ同じです。
1150億ドルの広告部門を持つGoogleは、株主に対する責任からこの利益創出を続けなければならないため、Googleは自社の最大の強みである検索&広告事業を縮小するわけにはいかないでしょう。 Neevaの挑戦は、時期尚早と見えるかもしれませんが、十分な価値を提供できれば、コアな利用者を獲得し、既存テレビに置き換わる勢いのあるNetflixやhuluのような存在になるかもしれません。
